左中ほどに闘牛場


スモッグスモッグ!


十字架


フロントガラスが割れてるよ


リマの建物1


リマの建物2


リマの建物3


リマの建物4


夜の教会

7時半起床。特にやることもないので辞書を読んだりして時間を過ごす。
8時に朝食。
パンが3つ。1つはそのまま、1つはチーズ、もう1つはハムがはさんである。バターが添えてある。
カップが置いてあってインスタントコーヒーとティーバッグが置いてある。ティーバッグはマテ・デ・コカというもの。コカ茶という方が一般的。
コカ茶に興味があったので試してみる。緑茶に似ているが、少しスパイシー。
コカ茶はペルーでは非常に一般的。まさに日本の緑茶感覚で、レストランでもただで飲めたり。味も緑茶に近く若干薄い。葉っぱだけを買って自分で作る事も出来ます。葉はそのままの形で売られていて、お湯にそのまま漬けるだけ味が出ます。むしろティーバッグの方が少ないかも。高山病・疲労回復に効果があるといわれ、インカトレイル中は歩きながら葉っぱを噛んでいました。コカの葉といいますが、決してコカインの類ではありません。

今日はリマ市内をタクシーで廻る予定。タクシーは昨日のおばちゃん組が手配してくれた。
タクシーが10時にホテルまで迎えに来るが、時間があるので少し散歩。
歯磨き粉が切れたので近くで買う。
Farmacia 、またはBotica という看板の出ている雑貨屋が街のあちこちにある。薬や飲み物、パン、お菓子が一通り置いてあり、ちょっとしたものならば大体そろえることが出来る。
駄菓子屋みたいなのも所々にあり、昨日はそういった店で飲み物を買った。
歯磨き粉は2.2ソル。

ホテルに戻ってしばらくするとタクシーが。
August Ramos というおじさん。でもRocky と自分では言い張る。英語もしゃべれる。
とりあえずMuseo de Oro (黄金博物館)に向かってもらう。
やはり日本人でスペイン語が話せるのは珍しいそうだ。おかげで色々話が出来る。

博物館に着くが、開館は11時半。
着いたのが10時40分なので、Rocky おじさんの勧めでリマのセントロをドライブすることに。
リマで1番高い山へ行ってもらう。景色が良く、リマを一望できるそうだ。

ハイウェーを通り山間部へ。
山の風景は街と全然違う。おじさんによれば、お金のない人が山の方に家を建てて住むらしい。下町という感じではなく、スラムといった感じ。家のつくりもバラックのよう。危険な香りがする。
細い山道を通って山頂へ向かうが、車はほとんど通らない。
代わりに3輪車がよく通る。前輪が2つ。前輪の上に屋根付で大き目の座席があり、人が乗っている。あれもタクシーかと聞くと、そうだが危険だ、との事。観光客はあまり乗らない方が良いのだろう。
ひたすら上へ登るとだんだん人家もなくなり、崖っぷちの道をガタゴトと走る。カーブがきつい。たまにガードレールがものすごくへこんでいる。
頂上には大きな十字架が建っていた。夜にはライトアップするらしい。
リマの市内が一望できる。闘牛場やハイウェイが見えた。ちょっと曇っていたのが残念。
リマの山には木が生えていない。はげ山だった。

山を下りてセントロの色んなところをドライブ。
国会議事堂などを車内から見物。
どれも重厚というか、ものものしい、重そうな造り。そしてどれもすごい装飾。
古い建物でもないはずだが、近代的というよりゴシック風な造り。
そういう建物のすぐそばに下町が広がる。
すごくゴミゴミしていて、まさに下町。アジアのかやぶきの家を石造りにした感じ。
近代的なものと下町が隣り合っているのが妙な感じ。
都市計画とかはないのだろうか。恐らく都市を作ってもすぐに貧しい人が集まってくるのでこうなるのだろう。
実際街の至るところで建物が建設されているし、補修や建て増しの工事が行われている。工事といっても大きな建機が入らないので人力。
人の移動が激しいのだろう。人が流入してくるから無計画に建物が増え、治安や衛生が悪くなるのだろうか。

車もすごい数だ。大分慣れたが、やはりクラクションが鳴りまくっている。割り込み、信号無視(といってもちょっとだけだが)は当然。
信号が変わると、特に遅れてもないのにすぐに後ろからクラクション。Rocky おじさんは鳴らさなかったが、普段はどうなのだろう。
車内が暑い。エアコン付いてないからね、とおじさん。エアコンどころかカーステも付いていない。というかメーターもないじゃないですか。
ペルーのタクシーには何種類かあり、黄色い車体のタクシーが一番ちゃんとしたタクシー。その他自分の車で営業している個人タクシーがたくさん走っています。個人タクシーは大きさもばらばらで、日本のように色も揃っていません。軽やスポーツワゴン(セダンの後ろがおっきいやつ)タイプが多く、セダンタイプは少ないです。一般的にステレオ・ラジオ・エアコンは付いていません。メーターもついていません。だから乗る前にまず行き先を伝えて、料金を聞いておきましょう。何台かあたってみて、平均的な料金 & 良さそうな人の車に乗ると大丈夫かも。チリに行くとカーステが付いていて、「おお、チリすげえ!」と変に感心してしまいます。
タクシーの窓を開けるが、排気ガスがすごい。ディーゼル規制など存在しない。大きなバスは横に排気ガスが出るため、信号で横に止まったらえらい事に。

下町をなんとか抜け出して大通りへ。大通りは流れがスムーズ。
近代的なデザインの建物が増える。銀行のビルが何故か目立つ。日本ではあまり見られない形のビル。個性的できれいなデザインだ。
ぶんぶん飛ばして博物館へ戻る。

戻ると博物館はすでにオープンしていて、お客さんもたくさん入っている様子。
入場料30ソル。開園時間は11:30〜19:00。休日は特に書いていませんでした。
内側は庭園風になっていて、売店や小さなカフェレストランがある。

館内はひんやりしている。入り口で係りの人にチケットを渡す。
1階は中世あたりから独立時代までの色々な武器や鎧等の軍事関連の展示がしてあった。開拓時代の銃や剣、中世の鎧・武器・剣等々。きれいな細工がしてあるものばかりで見ていて飽きない。
日本の鎧や刀も展示してあった。日本刀の美しさは西洋の剣と比べても素晴らしい。でも鎧は土臭い感じがした。
1階の展示は恐らく期間が決まっていて、内容が定期的に入れ替えられていると思われます。

地下にインカ時代の黄金製品の展示室がある。
階段を下り、小さな、密閉度の高いドアをくぐって展示室へ。保存状態を良くする為だろう。
中にはインカ時代とそれ以前の、黄金で作られた装飾品・祭事器・儀式に使われた用品や、陶器・青銅器類がショーウインドウに入って展示されている。ミイラも数体ある。
黄金製品は彫刻が美しく施されていて、どれも凝った作りになっている。
金片を貼り付けたマントやチュニック、仮面等々。鼻輪がたくさんある。ミイラは服を着せられて、顔には陶器製のマスクをはめられてミイラにされているので、よく分からなかった。

インディオは文字文化を持っていなかったという事だが、このように長持ちする素材を使う事によって、文字を使って知識を継承する必要性を失ってしまったのだろうか。一度作品を作ればそれが何十年も使われるから、製法を伝える必要が無くなってしまった、とか。すぐ朽ちる素材ならばその製法を記号化して伝えなければならない。初期の文明の発達にはある程度の無駄遣いというものが必要なのかもしれない。

博物館は写真撮影が禁止されていたのが残念。こっそり撮れば大丈夫、とRocky おじさんはいっていたが他にもお客さんがたくさんいたのであきらめる。

博物館を出てどこか行くかと聞かれたが、どういう場所がどれくらいの距離にあるのかも分からず、あまりタクシーで遠くに移動してお金を使うわけにもいかないので、結局帰ることに。おじさんは少し残念そう。
ペルーの後はチリに行って、またペルーに戻ってくると言うと、帰ってきたらまた街を案内してあげると言ってくれる。
1時間10ドル計算で40ドル支払う。
相場がどれくらいのものか分からないが、まあ安全だったし、色々案内や話を聞かせてくれたので良しとしよう。チップも2ドルあげる。

ホテルに戻り、部屋でちょっと一服。
リマは街中であまりタバコが吸えない。公衆の灰皿もないし、歩きタバコをしている人もごくごく僅か。
食事をしに行っても灰皿は置いていない。たまにカフェで置いてあるのを見るくらい。あくまで嗜好品なのだろうか。
実際には、ポイ捨てしても誰も気にしない、という理由で公衆灰皿が置いていないようでした。もちろんポイ捨てはしない方が良いですが。それとやはりタバコは嗜好品のようで、あまりバカバカと吸うものではないようです。街中で見かける、屋台のような形でジュースやお菓子を売っているところでタバコも売っていますが、そういうところでは1本単位で売っていて箱では買えないというところが多かったです。

昼食を食べていなかったのでお腹が減り、散歩ついでに何か食べに行く事に。
昨日のツーリストエリアまで5分程歩くが、ここは高い。
しばらくツーリストエリアや公園をぶらぶらする。
昨日はパスポートを持って警戒して歩いていたが、今日は小銭だけを持ってちょっと警戒を解いて歩く。すると何故かいろんな人が声をかけてくる。
昔日本に住んでいたというおじいさん。コカインを売ってやると言われたがやめておく。
昨日とは別の靴磨きの少年。公園には靴磨きが常に3人はいる。革のブーツなど履いてくるべきではなかった。
さらに、ベネズエラから仕事で来たというおじさんから何故か道を尋ねられる。話に気をとられている間に後ろからスリが来るのかと思い、ポケットに手を入れて後ろを気にしていたが何もなし。
海岸に行きたいというので道を教え、海岸はスリが多いから危ないですよ、と教えると残念そうにしていた。

ツーリストエリアを出てセントロへ。昨日は夜に行ったので、今日は日のあるうちに。
途中の店でホットサンドとコーラを食べる。
コーラはビン入りで1.2ソル。ホットサンド(ハンバーガーみたいな形)が1.8ソル。
最初に出した1ソル玉が何故か返され、別の1枚を出すと疑わしそうにレジへ。
サンドイッチはとても美味しかった。

セントロへ行く途中でもおじさんが話しかけてくる。
隣町でお祭りがあって、可愛い子がいっぱいくるよ〜お兄さん紹介してあげるよ〜、と。ちょっと惹かれたが交差点まで来るとおとなしく去っていった。
大体はNo. と言えば皆しつこくは来ない。彼らも忙しいのだ。

セントロの公園では、今日は絵を売っていた。昨日はバザーみたいなのをしていた。毎日催しが変わるのかも。
さらに本の市場が出ていた(これは昨日もやっていた)のでそれも冷やかしてみる。
公園の近くの教会で丁度ミサが始まる時間だったので入ってみる。
入り口にいたおばさんに入っていいか? と聞くと、もちろん、と。寛大だ。
後にツアーで各地の教会に行きましたが、中には見学するだけで寄付を要求されるところもありました。
本物の教会に入るのは初めてだったが、雰囲気に呑まれる。普通の教会で、有名でもないだろうし、そう大きくもないが、ステンドグラスや十字架などを薄暗い明かりの中で見ると、何か敬虔な気持ちになる。たまにはいいものだ。
教会の椅子は足元に、座るとちょうど足が来る場所にクッションがあって、おお、座りやすいね、とか思っていると、どうやらお祈りをする時にそこにひざまづくためのものだという事が分かる。恥ずかしいと同時に少し感動した。
中には腰掛がなくて膝置きしかない席もある。

ミサは途中で出てホテルへ帰る。
夕方に軽食を取ったのでお腹が空かない。
途中、朝に歯磨き粉を買った店でおやつとパンと水を買う。
パンが2ソル。
水が1.6ソル。
リッツのミニパックが1ソル。
オレオのミニパックが1.7ソル。
そのままホテルに帰り、テレビを見る。コッポラの「ドラキュラ」。
明日は5時に宿を出てクスコへ。今日は早めに寝よう。

この日の出費
歯磨き粉 2.2ソル 買ったのは安めのものだが、アクアフレッシュなど日本でも置いてある商品もあった。
黄金博物館入場料 30ソル 黄金製品よりも武器の展示が面白かった。
タクシー代 40ドル+2ドル 1時間10ドル計算。2ドルはチップ。
軽食 3ソル ホットサンドとコーラ。サンドイッチは美味しかった。
おやつ・パン・水 6.3ソル おやつはリッツとオレオ。

この日のホテル
■□  Hostal Turistico Eiffel (昨日と同じ)  □■
バスルーム 有・シャワーのみ・バスタブ無
テレビ ケーブルテレビ・80チャンネル
エアコン
朝食 コンチネンタル
コメント 白塗りの外観がきれい。
海岸にもセントロにも近くて便利。
住所 Juan Fanning 550, Miraflores, Lima.

CHAPTER 3 PAGE TOP CHAPTER 5




100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!