クスコ空港の景色


空港の楽団


今日の宿


バスルーム


広場


テラスからの眺望


広場を囲む建物


広場の花壇


教会


これも教会


クスコの土産物がたくさん


結婚式のパレード


撮影料1ソル


市場1


市場2


市場3


サント・ドミンゴ教会


天井


インカの石切り技術


壁には絵画が


青い空、白い雲


古代の用水路


いこいの広場


水とティッシュ・石鹸

4時半頃起床。
身支度をして下に降りるとちょうどタクシーが来る。昨日と同じRocky おじさんだ。早速空港へ向かってもらう。
空港に着いて、電話番号をもらう。またリマに戻ってきたら呼んで欲しいとの事。
タクシー代を14ドル払う。
おじさんが言うには、ミラフローレスから空港までは普通15ドルらしい。本当か怪しいが。多分だまされている。
実際だまされていました。旅行最終日にミラフローレスの隣のサン・イシドロから空港までタクシーで行ったのですが、その時は15ソルで行けました。約3ドルですね。チップとして5ソル足して20ソル払ってあげました。

空港に入り、搭乗手続き。クスコまでのチケットはすでにおばさん組と契約した時にもらっていた。手続きはまあまあスムーズに終わる。
朝早くだというのに、結構人がいる。現地の人もいれば観光客もいる。
荷物を機内に持ち込みたかったのだが、重量オーバーということで預かりに。量ってみると8キロちょっとだったのだが、仕方ない。
チェックインカウンターでは、他の外国人が手続きでトラブっていた。スムーズにいって良かった。

飛行機待ちのロビーに行く前に空港税みたいなのを払う。
ドルかソル。ドルなら5ドル。ソルなら18ソルだった。
何も知らず通ろうとした時に空港税の事を教えてくれたおじさんが、僕がクスコに行くと知ると、クスコのホテルを紹介してくる。だが一応予約している(予約できているはず?)ので断る。おじさんは日本語が喋れた。

飛行機に遅れそうになるが、放送で呼び出されて何とか乗ることが出来た。
クスコまでは約1時間。
6時半に乗って何やかやで7時前に離陸し、8時前にクスコに到着。
機内で日本人女性の2人連れを見る。久しぶりに日本語の会話を聞くことが出来た。

クスコ空港は快晴。ロビーでいきなり楽団が歓迎してくれる。楽団は絵葉書などを売っているが、買わずに写真を撮ったり、ただ演奏を聴いていてもOK。
玄関を出ると名前を書いた紙を持った人がいっぱいいる。
うわあ、なんかやだなぁ、とか思っていると、自分の名前を発見。待っていてくれたのは人の良さそうなおばちゃん。
恥ずかしかったがその人のところへ向かう。まあこれで予約はちゃんと取れていたことが分かって良かった。
タクシーに乗りホテルへ。

途中走りながら見える建物を色々説明して、見所を案内してくれる。
高山病の事を訊きたかったので尋ねると、
  • 到着して最低2時間はゆっくり休む事。
  • タバコは吸わない事。
  • マテ茶が高山病に効いて、気分を良くしてくれる。
など教えてくれる。
高山病については情報が色々です。日本で少し調べた時は、到着後1週間は運動を避ける、と書いてある事もありました。また個人差があり、全く平気な人もいれば、階段を上り下りすることも出来ない人もいます。これは男女関係ないようですが、旅の途中で出会ったカップルは、女性の方が頭痛に慣れているので高山病にも強い、と言っていました。高山病に効く薬や飴も現地の薬局で売っています。
何しろクスコは標高3,400m。富士山とほぼ同じだ。リマは海抜100m程度。すごい違いだ。飛行機が気が付けば着陸していたような気がしたが、あまり降下する必要がないからかも知れない。

ホテルに到着。タクシー代はおばさんが払ってくれた。
ホテルで早速マテ茶をいただく。昨日も飲んだが、味はうすーいほうじ茶のよう。
休みなさいと言ったくせに、おばさんはいきなりクスコ市内ツアーを勧めてくる。
7ドルでガイドとバス付だがやめておく。
明日のチンチェロツアーの打ち合わせをしておばさんは帰っていった。明日8時40分にホテルで待ち合わせだ。
ホテルに着いたのは9時頃だったが、少し眠る事にする。何しろ4時半起きなのだ。

12時半頃起きる。
何となく頭が痛い気がするが、寝不足のせいなのか高山病のせいなのか。
食事ついでに街を見物する事に。
ホテルからクスコのセントロまでは近かった。ホテルのおじさんに地図をもらいセントロへ向かう。

セントロには大きな広場があって、それを囲むように道路がロータリー状に走り、さらにそれを教会や学校の大きな建物が囲む。大きなパティオ状といって良い。
リマのミラフローレスも同じような感じだったが、クスコの方がやはり古い街のせいか、建物にも迫力があった。
クスコにはビルがほとんどない。かろうじて3,4階建ての銀行のビルがあるぐらいで、ほとんどは昔ながらの黄色やオレンジ色をしたレンガ造り。たまに白く塗られたものもある。
快晴の空の下それらの建物がまぶしく光り、南米に来たのだなとしみじみ思う。

セントロの広場を囲むのは教会等だけではなく、1階が商店、2階が飲食店という造りの建物がずっと連なっている。
その中の一つに入って、テラスで広場を眺めながら食事。いい感じ。
パスタと濃厚なスープ、ジュースで6ソル。
ペルーではレストランでも冷たいジュースは滅多に出てきません。大抵はぬるいものが出てきます。ジュースは炭酸飲料がほとんどなのでちょっとつらいかも。
食事中に広場の通りを音楽と共になにやら行列が通る。結婚式かなにかだろう。ちょうどテラスの真下を通ったので写真を撮る。

クスコはリマとは違い、皆のんびりだ。
車もゆっくり。クラクションもあまり鳴らさない。たまにタクシーが鳴らす程度。車の数自体が少ない。こちらの方が僕は過ごしやすくて好きだ。

ちなみに、リマで書き忘れたが、街中にはインターネットが出来るところが至る所にある。
"@Internet"といった感じで、"@"が大きく書かれた看板が出ている。
店数は非常に多いが大体は席がうまっている。
失礼だがこの普及率に少し驚いた。
ATMの24時間稼動や公衆電話の多さなど、インフラが整っている事が分かる。
カルチャーショックというか、日本も見習うべき点があるな、と思う。
パソコンの使用料は1時間1ソル程度。安いと思う。
また、リマではあまり見かけなかったが、クスコにはゲームセンターがたくさんある。ゲームセンター単体もあるし、ネットと一緒の建物になっているものもある。
大体子供が遊んでいる。パソコンでゲームをする子供もたくさんいた。

食事を終えていよいよ散策。
レストランの1階の店でペットボトルのコーラを買う。
1.7ソル。
とりあえず広場に行くと、靴磨きや絵葉書売り、タバコ売り(色んな銘柄のカートンを何箱も持っている)、ただの物乞いと、まあ来るわ来るわ。
全部無視してベンチに座ってコーラを飲んでいると、靴磨きの少年が2人来る。
断っていると「コーラをくれ」と言い出したので分けてやる事に。こっちの子にもあげろよ、というと素直に渡す。そうしているとさらにもう1人来て、皆で回し飲み。
アメリカの映画スターの名前を挙げて、僕は将来誰々になるんだ、僕は誰々などと話してくれる。

彼らと別れて、広場を離れて別の教会や公園をいくつか見物する。
ヤギを連れた、いかにもインディオ風の格好をした親子がいたので写真を撮らせてもらうと、1ドルくれと言い出す。
高いというと、じゃあ1ソルでいいと言う。しかたないので1ソルあげると、子供も手を出す。しょうがないから10センタボ玉をやると何か言っていたが、無視して離れた。

街をぐるぐるまわっていると下町にでた。
道の両脇にブルーシートのテントみたいなのを作って、露店がずらっと並んでいる。
歩いてみるが、全然危なくない。むしろ観光客があまり来ない場所なので、広場のように言い寄ってくる人間もいない。ちょっと珍しそうに見られるだけで、普通に通れる。
大きな、屋根と骨組みだけの建物があり、火事でもあったのかなと思って近づくと、そこも巨大な市場だった。
中は主に果物・野菜・米などを売っている。外の風にあまり当たらないほうが良いものが売っているのだろう。市場の人向けの食堂もあった。これも大きい。
そこを通り抜けると、外にもまだまだ店がある。鍵屋や電気屋、馬の蹄鉄まで売っているのは驚いた。

市場を抜けて再びセントロの方へ向かう。次はサント・ドミンゴ教会へ行ってみよう。
迎えに来てくれたおばさんが、そこは博物館になっていてとても面白いと言っていたのだ。
教会の前というか下は、大きな芝生の広場になっているが、遺跡のようなものも残されている。用水路のようなものだが、恐らくレプリカではなく本物をそのままその場所に置いているのだろう。
広場には家族連れなどがいて、市民の憩いの場になっている。

博物館は6ソルで入れた。
中にはインカ時代の石切り技術の高さや建築技術の紹介、展示がされている。さらにキリスト教に関する、クスコに残る遺物が数多く展示されている。
昨日ミラフローレスの教会で雰囲気を味わったせいか、どれもとても面白かった。
リマの黄金博物館も面白かったが、僕はこちらの方が好きだ。安いし。
写真はやはり禁止されていたが、フラッシュなしでこっそり撮影する。
こういうとき個人は良い。係りの人も団体には目を光らせて後をつけていったりするが、個人までは手が足りないから、ゆっくりと楽しめる。係りの人が団体についていった後、こっそりと写真撮影。
教会は高台にあり、天気もすこぶる良かったので、クスコの街並みを一望できた。
青い空と白い雲をバックに立つ、ゴシックな教会。すぐ下には鮮やかな緑の芝生が広がる。最高です。

かなり満足してホテルに戻る。途中で石鹸とティッシュ、水を2本買う。宿のバスルームに石鹸がなかったのだ。水は明日ツアーに行くので余分目に買っておく事に。
さすがに歩きすぎたか少し頭が痛かったが、動けないというほどではない。普段からこれくらいの頭痛はたまにあった。あるいは普段からきついタバコ(ピース両切り)を吸っているから、慢性的に酸欠状態に耐性が付いていたのか。
ベッドで一休みして、目が覚めると21時過ぎだった。食事は面倒なのであきらめる。代わりに昨日買ったリッツを食べる。
テレビを見ながら日記を書く。ドイツの「ビヨンド・サイレンス」をしていた。はじめて見た映画だが、とても良い映画だ。字幕がスペイン語なのであまり深い内容まで分からなかったが。
帰国してから「ビヨンド・サイレンス」が気になって調べてみました。1996年12月ドイツで公開。国内で300万人を動員し、ドイツ映画界の興行収入記録を塗り替えたらしいです。内容はリンクよりお調べ下さい。本当に良い映画です。旅行記で映画のことを語ってどうする、とも思いますが、偶然地球の裏側でとても良いものを見つける事が出来たので紹介させてもらいました。

この日の出費
タクシー代 14ドル だーまーさーれーたー。
空港税 5ドル又は18ソル  
昼食 6ソル パスタ・スープ・ジュース付。サラダも付いていた気がします。
コーラ 1.7ソル 半分くらい子供にあげました。
博物館入場料 6ソル サント・ドミンゴ教会博物館。とても面白かったです。
石鹸 1.5ソル 宿に石鹸がなかったため。でも後々よく使う事に。
ポケットティッシュ 1.5ソル 6パック入り。メンソールの香り付き。これも後々役立ちました。
水2本 1ソル×2  

この日のホテル
■□  Hostal Albany  □■
料金 1人35〜40ソル
バスルーム 有・シャワーのみ・バスタブ無
テレビ アンテナ・5チャンネル
エアコン
朝食 コンチネンタル
コメント 大通りから少し外れた、ちょっと薄暗い通りにあります。
セントロから3ブロック。徒歩5分程の距離。
おじさんが受付から朝食の用意までやってくれます。
部屋は廊下に面した窓しかなかった。また風呂場の排水が悪く、シャワー後ずっと水が溜まっていたのが残念。
おじさんはとても良い人です。
住所 Calle Matara 241, Cusco.

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